11日(土・現地時間)にブラジルはサンパウロのジナーシオ・マウロ・ピンヘイロにて開催されるARZALET FIGHING GLOBE CHAMPIONSHIP。今大会で2013年ムンジアル黒帯フェザー級幻の優勝=準優勝、その後MMAデビューを飾り4勝1敗の戦績を残しつつ、昨年はライトフェザー級で再び準優勝を獲得しているアリ・ファリアスが、フィリピンのアーニー・ブラガと対戦する。ホナウド・ジャカレやアンデウソン・シウバとともにX-ジムでトレーニングを積む、ファリアスに柔術からの転向、打撃の上達について、そしてブラガ戦に関してインタビューを行った。

──若い頃から誰もがアリのポテンシャルの高さを認めていたけど、柔術やMMAを戦う上でその状況にプレッシャーは感じていなかった?

「いつも自然体でいたし、柔術を戦っている時はプレッシャーを自分に掛けることがなかった。柔術もMMAも自分で望んで始めたことだ。言い訳することなく、ただ自分の大好きなことを続けるには、ハードトレーニングを続けるしかないんだ」

 

──柔術もホナウド・ジャカレと練習し、今も彼と同じXジムに所属している。アリにとって、ジャカレとはどのような存在なのだろうか。

「ジャカレは柔術時代から僕のキャリアに欠かせない存在だ。凄く強い絆で結ばれている。ジャカレのことを『マイ・フレンド』と呼べることを凄く嬉しく思う。ジャカレは僕にとって師匠のようなものだよ。

ジャカレ、そして家族のサポートがあって僕は今、ここにいることができる。子供のころから柔術、そしてMMAファイターになりたいと思っていた。でも、プロフェッショナル・ファイターになることが、これほどまでに大変だとは分かっていなかった。

特にブラジルは、ほとんどのファイターがしっかりとしたファイナンシャルを手にすることができない。本当にタフな状況だよ」

 

──2013年のムンジアル決勝で起こった出来事を引きずることはないかい?

「あれは僕だけでなく、柔術ファンをバカにした判定だった。誰だって、本当の勝者が誰か分かっているはずだ。でも、もう気持ちの面ではスッキリしている。どれだけ柔術に心血を注ぎ、その結果ここにいることができているのか分かっているから。何が重要かは理解しているつもりだよ。あんな腐った裁定のせいで、僕の軸がブレることはないから」

 

──誰もがアリの柔術の強さは認めている。その一方で打撃に課題があると思っていた。だたし、前回の試合では18秒でKO勝ちを収めている。そんな疑問の声をシャットダウンさせたね。この打撃の成長の裏には何があったの?

「人間って、何かあれば否定的になるんだ。それが人間の性ってヤツだろうね。そういうことをいう連中が間違っていたことを証明できた。毎日、ジムにいってジョズエ・ディスタッキ、ホジェリオ・カモエス、セオドロ・カナル、ペドロ・ヒーゾ、そしてカイオ・ピスチーリの指導を受けてきたんだ。

練習量、成長するには多くの練習をすることだけ。シークレットなんて何もない。そして、どれだけ成長する必要があるのかを、ちゃんと自分で理解すること。加えて自分の能力を疑わない。自分を信じて、完璧を求めるんだ」

 

──X-ジムではジャカレ、アンデウソン・シウバ、ハファエル・フェイジャオンらとトレーニングをしているけど、彼らとのトレーニングから学ぶことは?

「僕は完全なファイター、完璧になりたいんだ。彼らと練習すると、プロとは何か、何が重要なのかを教えてくれる。今、僕は彼らを見上げて、追いかけている状態だ。いつの日か、子供たちが僕に憧れ、僕のようになりたいと思う日が来ることを約束するよ」

 

──では今回の試合だけど、アーニー・ブラカ対策はもう十分かな?

「大丈夫だ。対戦相手はタフで才能がある。作戦としては、コーチと練習してきた全てを出すこと。それだけだよ」

 

──準備万端だと?

「全く問題ない。全て計画通りだよ。ファンに喜んでもらえる試合をして、勝利を手にする。毎試合、全てが大切な試合だと思っている。常にキャリアで一番大切な試合を戦うのだから、万全を期して試合に臨んでいる」

 

──では日本のファンへメッセージを。

「この素晴らしい大会に自信をもって臨めている。良い試合をして、皆をガッカリさせることはない。約束するよ。ドウモ、アリガトウゴザイマス!!」

Text by Pedro Marques

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